達磨@広島県豊平町

ある10月の小雨の降る昼前
浅草は並木の藪に駆け込む。
お銚子を熱くつけてもらい一息つく。
開け放たれた扉から外を見るともなしに眺める。
ざるをもらいさらに一息。
ああ!日本人に生まれてよかったなぁ~!!

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そんな浅草から遠く離れた広島県豊平町にある「達磨」
名人、高橋さんの店?道場?である。

この豊平で感じたのは
「おまえさんたち、これより美味い蕎麦打ってるのかい?」
そんな高橋さんの声が聞こえるような蕎麦だった。
作り手としては何かラインを引かれたかんじ。
私はこれより旨い蕎麦を打たなきゃいけないのはもちろん
当然だがこれより不味い蕎麦も作ってはいけないのね。

八分の力なのかな。

全体に気張ってない。
蕎麦の香りより小麦の香りがまさってる。
つゆも山梨時代より淡い。
名物のワインビネガーも使ってるのか判らない。
ずる玉で茹で時間は10秒くらいかな。

でも旨い。これはこれで楽しめる。
変に気張った蕎麦より格段によい。

だからこれでよい。これでいいのよ。

しかしここで修行する若い人に問いたい。
ここで修行してなんになるの?面白いの?
10年前の自分なら身もだえするように入門したがったろう。
でも、現在ならありえない。
だって面白くないもんね。

by soba-kiri | 2008-10-30 01:14 | 蕎麦屋で憩い隊!  

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