浅草、用足しついでに「角萬」!
浅草に到着したのが10時ちょっと過ぎ
「ふじ屋」さんであじさいとあさがおの手拭をチョイス。
観音さまにお参りして、新仲見世の「やげん掘」さんで一味の容器を購入。
おっと、おとなりは「コマチヘアー」さんでしたね。
かつてアフロのかつらを買ったところですな。
さあ、本日の本題、「角萬」はいずこ!
国際通りを北上します。「暑いっ・・・!」なんだか通り過ぎちゃったのかな?
思わず佃煮の名店「鮒金」さんで葉唐辛子、浅利を購入し
「すみません、このあたりにカドマンって蕎麦屋さんあると思うんですけど」
訊けば、あとバス停ふたつ先とのこと・・ハァ。
よいしょ!よいしょ!と到着です!
ありました!ありました!
妖しいオーラを放っています(失礼!)。
なんなんだろう?この雰囲気・・。
こんなにさりげなくていいんだろうか?
ガラッと引き戸を開ける。
作業着系で6割方埋まっている。
ひかえめな小さな声で「いらっしゃい・・」
うーん、ここで負けてはいけません。
完全に初めてなのだが、ネットで仕入れた情報で常連振ります。
「ひやにく、大盛にしてください」
ここで本当の常連は「ひやだい」というのが正解です。
言えなかった~!あー小市民な自分!
冷やし肉南蛮大盛、略して「ひやだい」
結論。認めたくないのですが「旨い」です。
蕎麦の香りは無い。ネギと肉の食感がいいです。
食感は沖縄そば、それも八重山そばのそれに近い。
調理場の奥からはそばを打つ音が聞こえる。
手打ちなんでしょう。もっとも、こんな不揃いの麺
機械じゃ作れません。
でも、なんなんでしょう。この後をひく感覚。
もし近所だったら毎週通うこと必至です。
おしゃれ系蕎麦屋が失ってしまった禍々しいまでのパワーがあるのです。
ちなみに蕎麦湯。
いまだ総括できないのですが、何か大切なものが秘められた感じがする蕎麦屋さんでした。
まったく関連はないのですが
子供の頃、父(故人)に連れて行かれた闘犬(!)の会場で食べたモツの煮込みを思い出しました。
外食って、そんな仇っぽさがあってもいいのかもしれません。
by soba-kiri | 2006-05-31 01:20 | たまにはこんな感じで