蛍のゆうべ(6/30・7/1)
最近忙しいです。
「忙しい」って「心が亡びる」っていう意味だから言わない方がいいって聞きます。
でも、飲食店にとって「忙しい」という言葉は
何より勝る福音なのです。
でね。勝手なもので、ヒマな時には「なんでヒマなのかなー?」と不安になるのに
忙しければ忙しいで不安になります。
「なんで忙しいのだろう??」
そんな問いに対して答えはありません。
いいから旨い蕎麦打て!
これでしょ。
<さて本題>
私は大学時代に探検部に所属していました。
主に山登りや川下りを中心に活動していたのですが・・・
学校の近くの飲み屋さんに「ちょっとだけ迷惑をかける」という活動も・・・。
その川下りの活動の一環で
「厳冬期の北海道の川を下ろう」という活動を企画しました。
これは大変な活動でした。なにしろ
寒い!
夜はマイナス17度(野宿)
昼間の活動中もマイナス1度くらい。
カヌーをこいで水しぶきが体にかかると濡れないで凍るんですよ~!
それでも蝦夷鹿やキタキツネ、オジロワシなどをすぐ近くで観察できて楽しい活動でした。
そして
「この先はダム建設工事中だからいったん船をたたんで電車に乗って下流に回ろう」
というポイントに到着しました。
すでに夕方です。
川岸にテントを張って荷造りして身支度して態勢を整えます。
ここから土手の上にあがるのが一苦労!
北海道の新雪はサラサラなんですねー。
それこそ五体投地のようにして雪を固めながらやっとのことで土手の上にあがれば・・・
大平原・・・???
地図上では鉄道もあり、大きな集落でがあるはずなのです。
しかし現実は・・・大平原(泣)
ポカーンと口を開けるしかない私たちでしたが
ボヤボヤしてると命が危険です。
平原に一つだけ残っている建物に走りました。
そこは「旧駅舎」
その建物には旅人により無数の落書きが残されていました。
その落書きの中から有効な情報を抽出すると
「北の国から ほたる チュー 約束 木 ダム 水没」
なんのこっちゃ?
私は理解できなかったのですがパ―トナーの宮崎男は瞬時に理解したようでした。
つまり、あの場所だったんです。
ほら、ほたると恋人がチューをして木に誓いを刻むシーン。あったでしょう。
このシーンを探そうとして私はユーチューブ検索して泣いちゃいましたよ!!
あれ?なんの話でしたっけ??
そうそう「蛍のゆうべ」ね。
今週の土日の夜だから来てね~!
by soba-kiri | 2012-06-28 01:40 | お知らせします!