緩急ということ

上の画像はもと摺り開始直前の画像。
あ、第5回久保本家潜入報告です。
「けんちゃん硬いの好きやろうから硬くしといたでー」
「ロートルに限って『まだまだ余裕』とか言うんや」
「あっちの○○は△△したんかいなー」
「××××××は××××××ですから!(爆笑)」
ずーっっとバカ話&Hな話で大いに盛り上がっていたと思ったら
「はいじゃあ…」
という杜氏の小さな合図でいきなりトップギア!!


動作の入り方がコールドバレエのように呼吸が合ってる。
蔵人が杜氏の気配に神経を接続してるんだろうね。
お茶の時間もケーキを食べたりTVを観たり
バカ話をしてシモネタで大いに盛り上がっていても
「かかれ…」
という一言で蔵人が散っていく。
普通の感覚では
これから行う作業についてあれこれ話したり
判らないところや不安な要素を相談するよね。
この蔵ではいっさい無いね。そういうの。
つーか、そんなレベルではないんだな。
いちいち言い聞かせて判らせてたり
理解してから動いたり動かされたり
そんなんじゃ間に合わない。
緩急というより「瞬発力」のある集団です。
by soba-kiri | 2011-01-29 02:55 | 社会科見学