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贅沢過ぎ?尾瀬あきら先生と太田酒造蔵元社長を囲んで呑んだ夜!

酒を語っているのに、いつの間に家族や地元の村の話になっていく…
太田社長の話を聞くと「いやぁ家族ってホントにいいもんですねぇ!」と目頭が熱くなる!

んー!考えてみるとなんと贅沢な会だったのかと思っちゃいます!
「十割蕎麦と純米酒を楽しむ会」も2回目の開催となった10月18日.
ゲストには鳥取の弁天娘の蔵元太田義人社長と「夏子の酒」「蔵人」でおなじみの
純米酒を愛する漫画家尾瀬あきら先生のお二人を迎えることができました。

 そしてお集まりいただいた14名の参加者のみなさん!
遠くは新潟から参加された方もいたりして、とにかく宴を開始する前からワクワク感があふれていましたね。
 でも、あんまり盛り上がりすぎても蕎麦の味がわからなくなるので、
今回は初めに蕎麦を食べて、蔵元の話をよ~く聴こうという趣向なのです。

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 まずは乾杯!尾瀬先生の音頭で乾杯です。
もちろんビールではなく辯天娘の純米にごりでスタート!
「ひとりの飲兵衛として来ました」と尾瀬先生、座も和みます。

 続いて蔵元太田社長のお話、とても小さな蔵で家族中心に切り盛りしていること、
一時期酒造りを止めていたこと、そして新しい杜氏さん(親戚)を迎えて酒造りを再開したこと…
皆聞き入ってしまう。太田社長自身は朴訥な人柄で、語り口もとても控えめで丁寧で物静かなんだけどまっすぐで説得力があるんだよね。ん?この感じどこかで覚えがあるぞ?

そうか辯天娘の酒の味わいにとてもよく似てるんだ!

 こんないいお話を聞きながら私の蕎麦なんて出していいのかしらと恐縮しつつ、
北海道の牡丹蕎麦の新蕎麦と06年(おととし)の福井、どちらも十割を合い盛りで出した。
おーい、そんなに真剣に味を見ないでくれよ~と言いたくなるくらいの食べっぷりだ!
面白いことにおととしの福井の評価が高かった。いよいよ酒も蕎麦も熟成の時代の到来か!

 太田社長からは辯天娘の純米吟醸の古酒と蔵で漬けている奈良漬の差し入れ!
酒はもちろんですが、地元の大根ときゅうり(白瓜ではない)を使った奈良漬が大好評!
参加者の一人は奈良漬の感動を蔵元に語り過ぎて「酒のほうの感想はどうなんでしょう」と
太田社長を不安にさせたくらい(笑)

 宴も盛り上がってくる一方、主催者で料理人で接待担当で飲兵衛という一人四役の
私もわけがわからなくなってきます。お出しした料理の中でも盛り上がったのが
「シューパウロー」羊の塩茹ででした。これが何故か純米燗酒にビックリするほどよく合うのです。
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興奮して骨肉にかぶりつく!

 気が付くと数名の参加者が尾瀬先生の単行本を持参していてサイン会が始まっている!
尾瀬先生も純米酒と料理の相性を次々に試されてご満悦の様子。
昨日、尾瀬先生の作品「奈津の蔵」を読み返してみた。ダメだー何度読んでも泣いちゃう~!!
こんなに泣ける作品を描いた人物と飲み交わしたなんて不思議な感覚です。

 造る人間がいくら面白くて人間味があふれていても、それがすぐに酒の美味しさにつながるわけではない。考えてみれば、辯天娘を店で出し始めたのは飲兵衛仲間に「さいとうさん、頼むからベンテン入れてくれ!」と
言われてからだ。これってとても光栄なことだと思う。
だって大事なものを人に勧めるとき、嫌な人には勧めないでしょ。

私も辯天娘をもっと多くの人に知って欲しいと思うけど、粗末に扱う人には勧めたくはない。
大事にする人にこそ勧めたい、そんで大事にしていきたい蔵であり、酒なのだ。
ん~、ちょっとマジになっちゃった(笑)
ぜひ、この太田一家を世界遺産に!

参加者のひとりは後日ご来店されて「太田社長のお話で泣いちゃった」なんて言ってましたっけ。

太田社長からは後日心のこもったお手紙を頂戴した。そこには丁寧なお礼と私とスタッフの労をねぎらう言葉、そして次の造りに向かう心境が綴られていていました。

今年もいい酒が醸されることでしょう。

がんばれ太田酒造!!

by soba-kiri | 2009-11-14 21:37 | 蕎麦屋酒をやりましょう  

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