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鶴澤清治さんに会いに行きます。

先週の月曜は文楽2月公演を3部通しで鑑賞。
11時から21時まで!尻っぺたの痛いこと!

でもよかった。

鶴澤清治さんの演奏を良い場所で堪能できた。
小劇場の9列24は通路側。右手に床だ。

2007年以来足掛け3年の文楽通い。
最初は文楽の圧倒的なライブ感に打ちのめされた。
(ま、それは今でも同じなのだが)
次第に、物語にのめり込むようになり
時たま幻のように現れる「あまりにリアルな瞬間」に震えた。
(もちろん、現在も同様だが)

で、現在(今回)はというと
よく判らないのだけど「余裕が出来た」かな。
“間”とか“受け渡し”がようやく感じられるようになった。
太棹三味線の音色も基本的に“もっさり”したものなんだな、と実感。

え?飽きたのかって?
とんでもない!

人形にしても、太夫にしても、三味線にしても
ひとつだけ見たらたいしたことのない芸なのかもしれない。
それが三業一体になったときの無限パワー。
ホントに凄いです。

「文楽、一回行ってみたいんだよね」
そんな人は来ないでね。

「あの蕎麦屋、一回行きたいんだよね」
うん!一回でもいいから来てチョ(笑)

で、何が言いたいのか?

鶴澤清治さんが凄いのです。
説明する言葉を持たない自分が情けない(涙)
あのね、大きい音ってよく聞こえるよね。
でも小さい音をはっきり聞かせることって絶対難しい!
地合の何のへんてつもない部分の演奏で・・・聴かせる。

たまりません。

明日(つか今日)鶴澤清治さんに会いに行きます。

by soba-kiri | 2009-02-16 00:53 | 文楽  

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