酒母を味見させていただく!

酒母室には、ズラリッと酒母タンクが並んでいる。
もうすぐ使用するものやら、もと立てしたばかりのものまで
「生もとのどぶ」の赤ちゃんと言ったらいいのだろうか。
これを目の前にして言うべきことはただひとつ…。
「加藤さ~ん、全部味見させて♪」
これです!2時間にもわたる蒸米作業中に私がコソコソやっていたこと!

(期待していた味わい)
・とにかく酸っぱいのでは?
・バランスは悪いけどワイルドかも。
・もしくは甘くて仕方ないかな。
・ダレたかんじがするのでは?
・よくわからないかもね。
これは大ハズレだった!!
順番としては完成間近の酒母から
もと立てしたばかりのものへと順番に味見させてもらった。

(結果)
・酒母のくせに切れる!!!
味見させていただいた酒母はどれも
素人の私でさえわかるほどにバランスがいい。
なるほど酸味や甘味の差はあるのは当然。
何故だろう。ブラックホールに引き込まれそうになる感じ。
不気味だ。
さらに言うと、こんな素人の「味見させて」を
不敵に容認する加藤杜氏の自信というか懐の深さを感じた。
なんじゃこりゃ!!
by soba-kiri | 2009-02-05 01:23 | 社会科見学