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古典芸能と映画「かもめ食堂」

毎月楽しみにしている国立劇場の会員誌「あぜくら」が届きました。
12月の公演の案内に心が揺れます。

「文楽にするか、歌舞伎にするか、いっそ両方か・・・。」

たぶん両方行くのかな(笑)。
インターネットで予約できるようになったけど席は選べないらしい。
文楽回しの前とか花道の傍とか選べないのはつまらんね。

予約とれるかなぁ…がんばろうっと!!

で?

先ほどHDDに入ってた「かもめ食堂」を観ました。
映画観るなんて本当に久しぶりです。良い映画でした。

で、感想つーか疑問。

・映画って何で一発だけなのかな?
「忠臣蔵」「曽根崎心中」なんて無限に上演されることでしょう。
リメークとかじゃなく同じ脚本(床本)なんだよね。

・「かもめ食堂」は役者の所作が鼻につくね。
よく作りこまれた映画だと思いました。
しかし、作られた事が判ってしまうこと自体良くないね。
「レニングラード・カウボーイズ」は作為満々だけど鼻につかない(笑)。

・じゃあ何故古典芸能の演技、所作は鼻につかないんだろう?
さぁ、何故でしょうね?
同じ演目をひたすら練り上げる古典芸能の世界を知ったら
一発ドーン!で売れる売れないをやってる映画って不毛な感じがします。

なんだかケチョンケチョンですが
良かったです「かもめ食堂」!原作も読んでみます。

涙の塩分をオカズにご飯を食べた経験が無いヒトは
伝わるものが少ないかも知れないですね。

再演を望みます! (だから無いって!)

by soba-kiri | 2007-10-30 01:39 | たまにはこんな感じで | Comments(8)  

神亀「ひやおろし」でしょ♪

こっそり業務連絡です。
28日(日)は休業です。ゴメンナサイ!

ようやく、エアコンを作動させなくても
普通に蕎麦が打てるようになった今日この頃。

外気を取り入れて蕎麦を打っていると
赤とんぼが入りこんできました。

なかなか歯ごたえのあるいいトンボでした…

…って嘘です。

と、いうわけで「今月のお酒」です!
「神亀 ひやおろし 阿波山田錦55%精白」

旨し!

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ところで酒メニューを修正しました。

①タイトルを「日本酒」→「酒」へ変更です。
だって、日本人にとって酒といえば酒でしょう。

②より燗酒にシフト
「酒の旨さを引き出すために基本的にお燗で提供しております。熟成した純米酒をご賞味ください。
『冷や』は常温(室温)です。なお、冷蔵保管しておりませんので『冷酒』はありません」
~キャプションより~

③酒のコメント
短い文で酒の特徴を語るより
どんな人が造った酒なのかが
少しでも伝わるようにしました。

<実践例>
お客さま「何か、お勧めの酒はありますか」
店側「おつまみに合わせて選びましょうか?…」
 注文 「煮込み」「玉子焼き」
 (そんじゃぁ 「どぶ」でしょう!)
秘奥義!無断でお燗!

すぐさま「同じのもうひとつ!」

調理場でガッツポーズですわ!!

by soba-kiri | 2007-10-26 01:06 | 今月のお酒 | Comments(4)  

おとなの週末 2007年 11月号

に、載ってました。

「ました。」というのは知らなかったから!
いや~「覆面調査」ってあるんですねぇ・・・。
んで、知らせもせずそのまま掲載とはビックリざんす!
(ご丁寧に順位までついちゃって)
コンビニで売ってますので立ち読みしてください。

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私は人間が出来ていないから
こういう評価はかなり気になります。
だって、一生懸命作ったんだから
「おいしい」って言ってもらいたいもんね。

そういう意味で最近うれしかったのは
数人の子供さん(未就学児)が
「さいとうの蕎麦じゃなきゃ嫌だ!」と言ってくれたこと。
これってすごいことだなぁとありがたく受け止めています。

世にあまたある、ファミレスやファストフードを飛び越えて
「蕎麦でもたぐるかぇ」とは…。
こちらもつい「一本つけましょうか?」と言いたくなるってぇもんです。
キミタチ間違っても〆張鶴の冷酒で喜んでいるような大人にならないでね。
15歳になったら旨いのつけてあげるからね。

(え?ダメなの?)

by soba-kiri | 2007-10-20 01:43 | Comments(4)  

プチプチ蕎麦の作り方

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画像は中古のコーヒーミル。「ナショナル カリオカ‐ミル」
これでジョアンジルベルトの名作「彼女の名はカリオカ」
連想したあなたはボサノバ好き。
♪ダ ダ ダリオダ~リオダ~リオ
ダ ダ ダリオダ~リオダ~ドドド~♪


これで蕎麦の実を粗挽きにして微粉の蕎麦粉に混ぜてみましょう。

①基本動機
流行のいわゆる「粗挽き蕎麦」は何か“あざとい”感じがして好きではない。
しかし、粗挽きの味わいについては「いいなぁ」と思う部分もある。
ある人に「こんなことしてる店もあるぜ」といわれ、真似することにした。

②実際の作業

・かなり大きな粒子が残る程度に挽いた。つか麺の幅よりでかいじゃん…。
・延してみると、とんでもない異物混入的状況。はたしてつながるのか?
 考えてみたら「ある人」の話はそばがきのことだったことを思い出した(笑)。
・緊張の「切り」。気迫がこもる。いつもは希薄なのに…。
・おっ!!蕎麦になってるじゃ~ん!よかった、よかった!
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③食べてみます
・穀物の甘味がよく引き出されていて濃厚な感じさえする。
・かみ締めると「プチプチ」と昆虫を噛むような心地よさ(えぇ!?)。
・啜りこむ食感については、それほどざらついた感じはない。
④感想
・やっぱり、あざとい旨さだと思う。
 でも打つ人間があざといから仕方ない鴨。
・こういう試作は営業中にやっていいものか?
 といいつつ4日間試したし、しばらくやってみる。
・何故だろう試作初日がいちばんよかった!
・結局試作試行と言っても、予定調和の範囲内なのかと自嘲。
 こういうときは失敗しないと得るものが無いような。
・新しいデジカメよく写るなぁと感心。

ま、しばらく続けますのでよければ試してやってくださいな。

今週は福井の05年産を打ちます。あざとくね(笑)!

by soba-kiri | 2007-10-15 15:39 | 蕎麦屋のレシピ | Comments(13)  

雑誌「食楽」11月号

(こっそり業務連絡、10月3日(水)は休業です)

ダニエル 「やあ、どうしたのナンシー。そんなにグルメ本をひっくり返して。」
ナンシー 「おいしい蕎麦屋を探してるのよ。
でも、いまいち参考にならないのよねぇ。
『●chyu』とか『●個人』とか『●ライ』も
東京や遠くの蕎麦屋ばかり紹介してるんだもの。」
ダ 「確かに蕎麦屋選びは難しいよね。大きく外すと休日が台無しだもの!」
ナ 「ああ!もっと身近な蕎麦屋が紹介されてるような
実用的なガイドブックはないの?!」
ダ 「・・・実はナンシー、それがあるんだよ!」

ってそれ以前にやったネタですわぇ。

つー訳でこんなかんじです↓。ご一笑くだされたく。
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なんかね、普通の蕎麦屋さんみたい!
ここんところ課題だわ。
もっと「邪道感」を演出していかないといかんなぁ(笑)。

<注意>
初めてこのブログを読んで「行ってみようかな」と考え中の方へ!
当店は…
・純米酒を燗して呑むことをお勧めしています。
・新潟の酒はありません。
・静岡の酒もありません。
・おいしい吟醸酒もありません。
・板わさ、とりわさ、カレー南蛮やっていません。
・焼酎には力点を置いておりません。
んで
・昼から女性が独りで酒を飲んでも変な顔はしません。(男子も)

じゃ、燗酒しか出さなきゃいいじゃん!(と自問)
それもそうだね!(と自答)

本当は、雑誌、ガイドブックよりも早く
当店を見出して評価して、そして育ててくださった方々に
お礼を言いまくりたいのだけど・・・許してね。

大事なのは平常心と疑問符です。ありがとうございました。

by soba-kiri | 2007-10-03 00:53 | ご紹介いただきました | Comments(21)  

第11回小笹屋竹鶴呑切会じゃけぇ!!③


「それは私の技術と経験がまだまだ足りないからです。」
                                  by竹鶴石川杜氏
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新もと場 床材国産ヒノキ30ミリ厚 蔵の最も北側の場所冬は寒い
「これだけの設備ならこのあと100年くらいはこのまま大丈夫でしょう」(石川杜氏)




「こうしてないと屋根が落っこちるんですよ」 (石川杜氏)
「ふーん」 (我々)

嘘ですよ。

冒頭のセリフは二日目の昼に
お好み焼きを食いながら石川杜氏に
「石川さん、どーして『何故だろう』『これはどうしてだろう』が
次から次へと飛び出してくるんですか?」

と思わず質問してしまったときの間髪を入れない答えでした。

この問答が今回の竹原訪問の最大の収穫だったと思います。

謙虚だとかそういう言葉でくくれない「立ち位置」。

・麹蓋は何でこの大きさ何だろう?
・どうしてタンクを冷やすんだろう?
・どうして粕歩合を高くしなくてはいけないんだろう?
などなど…、うまく書けないけど
問いの発し方がダイナミック。

もし自分が酒造りをするヒトだったら?
きっと、マニュアルに沿った無難な造りに終始するに違いないです。

自分の仕事に問いを投げかける作業。
これやらないと何かが止まってしまうなぁ。

by soba-kiri | 2007-10-02 09:10 | 社会科見学 | Comments(2)