おのおのがた!『宇ち入り』でござる。そして『万作』のゆうべ

「芸」っつーのは習って上達するとかそんなものじゃなくって
その身に染み込ませるように、「内」にこそに宿すべきものなんだな~と
しみじみと感じ入った次第の5月1日でした。

何が言いてぇんだぇ?

いやねモツを食いに行ったんですよ。立石にね。
で、夜は能・狂言を観にいきました。
なんて書くとあたかも粋な通人のようですが、
な~に朝から晩まで酔っ払っていただけの
素晴らしい(笑)休日でした。
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ものすご~~~~~~く幸せな時間でした。
サッとゆでただけのテッポウ(直腸)とコブクロ(子宮)をシンキ(合い盛り)で
酢をかけてもらう。ほとんど生なのだが臭みがまったくない!
テッポウのクニュっとした食感とゼラチン質の旨味。
コブクロは意外にサクッとした食感、淡い甘味が口の中に広がる。
素晴らしい…!!(今、書いていて涎が止まりません)
思わず隣の席の人に「すごく旨いです」と感動を伝えてしまった。

程なくして煮込みが来る。
ホネ(豚のあごの肉?骨がついてる)がガツーン!と入っている。
鍋の中を覗くとハツモト(大動脈)が白く浮かんでいる。
フワ(肺)もあの中には潜んでいるのだろう。

我慢だ!ここは我慢だ!宿題にしよう!

本当にモツを味噌で煮込んだだけのシンプルな味わい。
それでいて深いところに何かが潜んでいる。サムシンエルスです。
追い足しの技法が創り出す「モツ煮の魂」とでも言うべきか?

ツル(オチンチン)を塩で焼いてもらう。
カシラ(ほほ肉)のような感じか、それでいて肉臭くない。
赤身肉とゼラチン質の旨味が凝縮された一品。

が、股間が痛いのは気のせい?

レバナマは驚くほどのボリューム!そして新鮮!
まるで角の立った蕎麦のようにレバーの角が鋭く尖る。
甘い!毎日食いたい!生肉とはかくあるべき!
ハァ、馬刺しとかもういいや、このレバーだけこの世にあればいい。

アブラ、ガツ、タンナマ、カシラ、シロは宿題だ。

さて、酒は何を合わせたかというと
「宝焼酎 25度」ウメシロップ入り
「宝焼酎 25度」葡萄シロップ入り だけ(笑)
一杯170円。梅2杯、葡萄1杯、計三杯呑みました。
燗酒と違って後から効きますね~(笑)。

ここはもう想像するしかない。イマージンオーザッピーポォー♪
コブクロ、テッポウのナマ(茹でた状態)に小笹屋竹鶴を…
煮込みには、どぶを65℃にして蕎麦猪口で…
ツルにはひこ孫を…ああ旨味が何倍にも膨らむ…
レバナマの甘味を引き立てるには、いったい何がいいかな…旭菊か…

でもね、焼酎を注いでくれるあんちゃんの所作が素晴らしいのです。
「一升瓶の似合う男」コンテストなんてのがあったら優勝確実です。
焼酎をグッと突き出し注ぐと「ウメ?」と尋ね、シロップを注ぐ瞬間芸。
まるで一升瓶は太刀、シロップは脇差といったところでしょうか!

ここにもサムライがいました。

ささっと切り上げ表で待つ立石育ちの友人と合流。
この人仕事をサボって来たのです。バカだねぇ。

再入店はあきらめて、昼酒スポットを探し出し(ちなみにこの時点で14時半くらい)
ギネスで乾杯!友人はつまみを注文していたが
私は口の中の感動を消したくないので何も食べずギネスを呑む!

立石の友人に「日本はまだ大丈夫だ!立石がある。あの店がある。
ぼくは今日のこの体験を思い出すだけでいつでも元気になれる!」


演説してました…。完全に酔っ払いです(笑)。

まだまだ語りつくせないのですが、いずれ再訪の報告をさせていただきます。

え?店名を教えろ?

f0060530_0135660.jpgえへ?そんなの教えるわけにはいきません。
この行列がこれ以上増えたら困りますもの。
おほほほほほほほほほ!
じゃ、ごめんあっそあせ!

(ここから急激にマダム化して
狂言を観にいくのです)


といったところで後編に続く
(つか文章長すぎ)

by soba-kiri | 2007-05-03 00:31 | たまにはこんな感じで | Comments(6)  

Commented by 燗酒おやぢ at 2007-05-03 08:29 x
タイトルだけで店名バレバレ♪ :-)
ポットから注ぐ白い液体があれば、悪酔いしないですむでしょうか。(笑)
Commented by 蕎麦喰い師 at 2007-05-03 12:16 x
チープでディープな街 立石
ここも魔界ですぞ、気を付けなされ・・
 入ったら出られぬ そう、 Hotel California
「宇ち多」「みつわ」「鳥房」「大林酒場」「串揚げ100円ショップ」(ここは以前そちらに伺った某蕎麦店 店主のお奨めで、私もお勧めします。是非とも大根とか里芋みたいな変な物を・・でも、美味い!「簾」・・・
「宇ち多」では是非とも「軟骨良く焼 味噌」「レバー若焼 塩」(ナマとは違った絶妙な代物になります。これは是非是非)「アブラ タレ」このあたりもやっつけてみて下さい。
それにつけても「ホネ」 久し振りに食べたいな!?

 ッイッ・・っいかんっ!!
  ウメがオイラを詠んでいる

>ここはもう想像するしかない。イマージンオーザッピーポォー♪

ここには天国が イマージン  フォー  ザッ ビンボォー ♪♪
Commented by soba-kiri at 2007-05-03 23:50
>おやぢさま

>タイトルだけで店名バレバレ♪ :-)

いやむしろ、ここは「レバレバ」ですな。

どぶレンジャーとしては何とかしたい部分もありますが
そんなことしたら出入り禁止は必至です。ヤバシヤバシ!

私の「人生における旨いもの」の基準ができてしまったようです。
いやはや、困ったことですね(笑)!
Commented by soba-kiri at 2007-05-04 00:03
>蕎麦喰い師さま

確かに魔界…魔界ですな。
住人である友人の助けがなければ脱出不能だったかも!
(単に呑みすぎなだけなのですけどね)

喰い師さまのお勧めどれもよさそうですなぁ!
もち、行きますようっ!是非ご一緒に如何?
この際、某蕎麦店店主さまも巻き添えにして
共に魔界の底まで…下級悪魔たちと楽しい午餐しませう(笑)!

いやぁ、まさに「まんずまんずわーるど」だなっす。
Commented by 三平 at 2007-05-05 09:07 x
未踏の地だ、立石・・・
行きたい、そのモツ屋さん
そういえば、開高健が内蔵料理のことを書いていて、読んでいるだけで涎が出た記憶があります
Commented by soba-kiri at 2007-05-06 23:11
>三平さま

GW営業ご苦労さまでした。
行きたいでしょ!宇ち入りしたいですよねぇ!
でも日祝休業みたいですね。
月曜にサボってご一緒しましょう、是非(笑)。

今週は涎たらしながら商売しておりました(本当に)。

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